「てめぇの馬鹿さ加減にはなぁ、父ちゃん情けなくて涙が出てくらぁ」とはアラサー以上の年代の人ならご存知の「あばれはっちゃく」名セリフ。
このドラマを知らない世代でも、冗談でこれに似た言い回しを聞いた覚えがあるのではないでしょうか。
私はこのセリフを最近故郷に帰省した時に聴きました。
正確には、私の田舎の町内である名家の長男が、なんと都内の地下鉄で痴漢で捕まったというのです。
私も、その人の事は生まれ育った田舎の同じ町内という事で知っていたので驚きました。
たまに正月に見かけることもありましたが、すごく真面目なサラリーマンで奥さんと子供を連れて帰省してきていました。
それが、昨年末に痴漢で捕まってしまい、弁護士を入れて痴漢の示談をするのにお金が必要という事で自分の田舎に連絡を入れたようなのです。
それがまずい事に、直接実家に連絡するのをためらったのか、従妹に連絡をしてお金を借りに行かせたことで、「どうしてお金が必要なのか?」という話になり全部ばれたといういきさつでした。
そこで、冒頭のあのセリフが飛び出たというわけです。
今までぐれる事もなく、都内の大学から結構なの知れた企業に入社したのでここで、すべてを棒に振るわけにはいかないと親父さんも相当示談金を積んだそうですが、なんとか示談は成立し、不起訴となったと聞きました。
しかし、町内にはバレバレで、親父さんも開き直って集まりの場に来ればこう言って大酒を飲んだ管を巻いているという事です。