父が新聞を見ながら怒っていた記事ですが、なんだろうと読んでみるとこのような内容でした。
スイス製薬大手ノバルティスファーマの高血圧症治療薬(降圧薬)「ディオバン」臨床試験の不正データ操作疑惑。
父は高血圧で通院していることから、それに関係する薬のニュースなのはわかりましたが、「臨床試験の不正データ操作」どのような事を指すのだろうと疑問に思いました。
ニュースなどを見ていて、「何か悪い事をした人がいるな、でもどのように悪いのかよくわからない」という事がたまにあります。
そんな時はgoogle先生にキーワードを入力してみるとなぞが解けることがあるので早速携帯を取り出して調べてみました。
まず、臨床試験とは新薬を販売する前にマウスで効果を検証して、その後実際人間に投与(治験)して安全性や効き目を調査しています。
この治験は、上記の薬の場合父の様な高血圧症に悩む患者をボランティアモニターとして募集して、参加者が文字通り身体を張って新薬の効果を調べるのです。
当然、自分の病気を向き合ってよい薬が出来ればと思って治験に参加し、副作用を起こした人もいるでしょう、改善した人もいるでしょう。
それらのデータをもとに、改良がくわえられて、安全であることを証明し、国の認可を受けてようやく市販薬、処方箋役として出回るのです。
しかし、上記の会社の場合は、臨床試験のデータを都合の良いように操作してさっさと市場に薬を出したのではないかという事が問題になっているという事を理解しました。