私の母方の親戚は大阪や兵庫なのですが、高校生の時以来一度も親戚の集まりに行きませんでした。

というのも、私が高校生の時にちょっとやんちゃをしていた時があって、髪を染めてお盆に母と実家に行った際に叔父や叔母から注意されたからです。

その時に教師だった新見叔母さんだけが私をかばってくれました。

それから年月が過ぎ、その叔母が無くなったのを知ったのが社会人9年目の初夏、ちょうど昨年の七月でした。

母から訃報を聞かされて私はすぐに駅に向かっていました。

ギリギリ大阪行きの新幹線の最終便に乗れたので、それを母に連絡すると駅まで迎えに来てくれるとの事でした。

駅から車で大阪市立北斎場へ向かう途中、大阪の親戚たちとどういう顔をして合えばいいんだろうと思っていました。

北斎場は叔母の家からすぐの天神橋筋六丁目駅からほど近い場所にありました。

広い駐車場には二台バスが止まっていて、車から降りて施設に向かう間も親戚との確執の事ばかり考えていました。

しかし、出迎えてくれた叔父や叔母たちはついこの間遭ったかのように私を迎え入れてくれ、私だけが昔の事を根に持っていた事に気が付きました。

その後、新見叔母さんが無くなったんだという事を実感し、とめどなく涙があふれました。

叔母が親戚とのわだかまりを解く機会を与えてくれたような気がしました。